2011年6月9日

中華街らしさが薄れてきた横浜中華街

酒壺 横浜中華街(横浜市中区山下町) Fujifilm Finepix X100

チャイハネカヤ(中華街大通り) Fujifilm Finepix X100

久しぶりに横浜に出かけた。山下公園を見下ろすホテルをとったので、中華街は目の前、そぞろ歩きした。東陽門(東門)をくぐり、関帝廟を目指して南門シルクロードから関帝廟通りを歩く。ウィークデイのせいだろうか、それとも東日本大震災の影響だろうか、昨年来た時よりも人通りが少ない感じがする。関帝廟は関帝(関羽・関聖帝君・関帝聖君)を祀る廟だが、詳述は避けたい。今回も写真を撮ったが、生憎の曇り空。写真は別に晴天でなくともいいのだが、この極彩色な伽藍には青空がマッチするような気がする。機会があれば撮り直したいので、今回は掲載を見合わせることにした。夕闇が迫ると、提灯や中華料理店の電飾に明かりが灯り、街はいよいよキッチュな雰囲気に包まれる。夕食を摂るために店を探したが、余りにも数が多く、何処に入ってよいやら迷う。大通りから路地に入り、小さな店に飛び込んだ。昨年暮れに公表された「ミシュランガイド東京・横浜・鎌倉2011」にはこの横浜中華街から1軒も選ばれなかったという。その理由として「ミシュランは小さな名店の発掘を好む。団体観光客などを相手にする大型店が多い中華街は選ばれなかったのでは」と地元では推測されてるようだ。また「今の中華街はどこのお店も似たり寄ったり。すごく一般的な繁華街になってしまった」という指摘もあるという。そういえば「チャイハネ」といった雑貨店の、浮世絵風の派手な看板を見ると、なんとなく中華街らしさが失われてきたと思うのは私だけだろうか。だってチャイハネというのはトルコの喫茶店のことじゃないか。

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