2011年7月31日

ソニー α NEX-3 によるピンホール写真テスト

レンズ Sony NEX-3 with E18-55mm F3.5-5.6

ピンホール Sony NEX-3 with Pinhole Plate

レンズ Sony NEX-3 with E18-55mm F3.5-5.6

ピンホール Sony NEX-3 with Pinhole Plate

一ヶ月ちょっと前「フランジバックが短いミラーレス一眼カメラへの憧憬」という記事を書いた。ミラーレスでフランジバックが短く、センサーがAPS-CサイズのソニーαNEX-5に食指が動くという話だった。特にデジタルピンホール写真に向いてるような気がするが、まだ入手に至っていない。たまたま知り合いがNEX-3を持っていたので、借りてテスト撮影してみた。ピンホールカメラの適正針孔口径は次の式で求めることができる。
NEXのフランジバックは18ミリで、光の波長を550ナノメートル(0.00055ミリ)として計算すると、適正口径は0.155ミリとなる。手持ちのピンホールプレートを見たところ、たまたま0.150ミリのものがあったので、ボディキャップに取り付けてみた。薄いアルミ板にレーザードリルで開けたもので、有効桁数3桁、かなり精度の高いピンホールである。ただボディキャップに手を加えなかったので、若干前に出た感じで、焦点距離は約20ミリくらいだと思われる。絞り優先オートで撮影したが、背面液晶パネルでライブビューしながら撮れるのが、デジタルカメラの本領発揮という感じである。


これは何度か書いたことだが、ピンホール写真は鮮明さを追求するものではない。しかし適正口径の針孔で撮るとかなり鮮明に写る。そしてセンサーやフィルムの面積が大きいほど、同じ大きさにプリントした場合、クリアに見える。逆に同じ写真の場合、小さくプリントしたほうが鮮明に見えるのはいうまでもない。上のピンホール写真は横幅640ピクセルで表示指定してあるが、310ピクセルに縮めるとご覧のようになる。

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