2012年3月27日

春風に乗ってハーマンテクノロジー社の針孔写真機が始動

Harman Titan 4x5 Pinhole Camera: Shooting stream at Kamigamo-jinja Shrine, Kyoto City

Harman Titan 4x5 and Zero 4x5 Pinhole Camera
小春日和。暖風に誘われ、英国ハーマンテクノロジー社のピンホールカメラを手に、上賀茂神社に出かけた。米国のネット通販会社B&Hから取り寄せたものだが、昨年の暮れにテスト撮影を一度したままだった。紫式部を描いた片岡社の縁結び絵馬、そして奈良の小川を撮影したが、その実力の全体をまだ掴みかねている。それはともかく、取り敢えず使い勝手に関して、若干その所感を書いてみたい。同じフィルムサイズの香港製ZERO45と比較して良いと思うのは、フィルムホルダー装填の簡易さである。前者はゴムバンドで止める方式だが、やはりホルダー交換が煩わしい。ピンホール写真はスローライフの象徴と述べるかたがいる。別に急いで撮る必要はないのだが、バンドを外す際、ボディを三脚から離す羽目になるので、同じコマの写真を複数撮ることができない。その点、従来の大判カメラ同様の装填方式が優れている。ついでにレボルディングできると尚更ベターに違いない。ハーマン4x5でちょっと心もとないのは、針孔キャップがシャッター代わりになっていることだ。30秒とか長時間露光の場合は差し支えないのだが、数秒の場合はちょっと困る。やはりレリーズが使えるシャッターを、オプションで良いよいから開発して欲しいものだ。アクセサリーシューおよび水準器がついているのは好ましい。筺体はABS樹脂製で軽い。ピラミッド状の蛇腹もどきだが、縮まらない。正真正銘の蛇腹だったら申し分ないのだが。春の息吹と共に始動した感のカメラだが、実はまだ撮影テーマを決めかねている。撮影道具より、実はそれが重要であることは言うまでもない。閑話休題。Facebookに開設したグループ「ピンホール写真」のメンバーが150人を超えた。取り敢えず200人が目標、アカウントをお持ちの方は気軽にご参加ください。

Facebook「ピンホール写真」グループ: http://www.facebook.com/groups/pinhole/

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