2012年8月25日

地球は誰のためにあるのだろうか

竹島(韓国名・独島) Google Earth

実は大腸にポリープが見つかり、その切除手術のため昨日入院した。しかし土日曜は治療がないので、病院を抜け出してこれを書いている。昨夕、病室で竹島および尖閣諸島をめぐる問題についての野田首相の会見をテレビで見た。首相が領土問題について記者会見を行うのは異例のことである。またこの会見に先立ち、衆院が本会議で韓国の李明博大統領の竹島上陸に抗議する決議を採択した。会見は極めて内容に乏しいものだったが、首相は韓国を批判しながら「大局を見据え、冷静さを失わないことも欠かせない」とも述べた。原発問題に関する言動はじめ、この人には怒りを感じているが、取り敢えず「冷静さを」というのは正しい。領土問題はともするとお互いの国民のナショナリズムを喚起しかねない。そしてそれがヒートアップすれば戦争に繋がる可能性がある。李明博大統領は韓国人の反日感情の上に乗って発言したが、何故韓国人が反日感情を持つのだろうか。結局それは「日韓併合」に遡る、歴史教育によってはぐくまれたものだと思う。しかし今日はその問題に関しては触れないことにしよう。私は空飛ぶ野鳥が羨ましいと思うことがある。彼らには国境というものがないからだ。国境を引き、国旗を振り回しているのは人間だけである。地球は誰のためにあるのだろうか。

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