2012年10月12日

米国ミンストレル・ショー研究への覚え書き


写真はFlickrに掲載されているものだが、Fcebookページ「アメリカンルーツ音楽」に転載したところ、さらに別のページにシェアされて「これはdoozyだ」というコメントがついた。doozyはdaisyを語源としたスラングで「とてつもない」を意味するという。これは良い、悪いの両方に解釈できる。まあ「すげー」あるいは「ひでー」といったところだろうか。ミンストレル・ショーは顔を黒く塗った白人、特に南北戦争後には黒人によって演じられた、アメリカの芸能のことである。19世紀まで隆盛を誇ったが、20世紀初頭に廃れてしまったが、これには人種差別を助長するという背景があったからである。というわけで歴史的には複雑な要素が混在する。しかしミンストレル・ショーは大いなる遺産を残した。カントリー音楽の胚芽であり、やがてアメリカの商業音楽として育ってゆくのである。少し勉強しようと思っている。

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