2012年10月24日

長焦点ゾーンプレート写真の魅力

平安時代の衣裳 京都御所(京都市上京区京都御苑)Nikon D80 + Zoneplate

ゾーンプレート写真はしばらくソニーのNEX-5で撮っていたが、ニコンの一眼レフD80に戻した。前者はミラーレスでデジタルピンホール写真に向いていると思う。D80ではできない背面液晶によるライブビュー、自動露出が可能だからだ。それに同じAPSサイズなので、フランジバックが短いNEX-5のほうが画角が広い。一般にピンホールカメラは画角が広いほうが好まれるようだ。例えばゼロイメージ社の4x5カメラの場合、焦点距離25ミリで撮れる。大判4x5カメラの標準レンズは150ミリで、広角レンズはせいぜい65ミリである。これ以上短くするとイメージサークルが追いつかないし、歪みも発生する。といった事情でピンホールの場合、レンズでは不可能な超広角写真を作れることがその理由になっているのかもしれない。ところがである。ピンホール写真を始めたころ、長焦点カメラ撮ってる人をFlickrで見つけ、かなり新鮮な印象を持ったことが思い出される。つまりピンホール写真=広角というのは単に私の思い込みに過ぎなかった。やはり表現は既成概念を持たず常に自由であるべきだ。こんなことが脳裏をよぎり、D80を再び使い始めたわけである。フランジバックが46.5ミリだから、ライカ版に換算すると約70ミリと長焦点である。もっとも器用な人ならNEX-5でもボディキャップを改造して長焦点を可能にするだろうけど、今の私にはその力量に欠けているようだ。時代祭平安時代婦人列の衣裳の写真10コマをFacebookに掲載した。その一枚が上掲写真です。アカウントをお持ちで、興味ある方は是非下記URLにアクセスしてください。

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.396103710459676.88625.100001801510630&type=1

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