2014年1月1日

東山静かに羽子の舞ひ落ちぬ 高浜虚子

羽子板  北野天満宮(京都市上京区馬喰町)

あけましておめでとうございます。本年もどうぞ当ブログをよろしくお願いします。写真は北野天満宮の縁日「天神さん」で撮ったものだが、アンティークと呼ぶにはほど遠い、見ての通り使い古した玩具だ。羽子板といえば、昨今では豪華な押し絵を施したものが人形店のショーウィンドウを飾っているが、これは決して高級品ではない。庶民の簡素な羽子板で、この丸い形は子どものころに見た覚えがあり、羽根つきの音が懐かしく思い出される。

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