2014年4月14日

いいじゃないか生け花というのはこういうものだ

京都御所(京都市上京区京都御苑)

京都第二日赤病院で負荷心筋シンチ、つまり心臓の血流検査をした。午前から午後にかけての検査で、いささか退屈な時間が流れた。検査から解放され、すぐ近くの京都御所を散策する。ひょっとしたら「出水の小川」で花筏(いかだ)を見ることができるかと思ったからだ。半ばその期待に応えてくれたというべきだろうけど、カメラはバッグに潜めたままだった。さらに北に進めば見事なヤマザクラに会えるだろう。そう思いつつ歩くと、木の祠にツバキの花びらが散っていた。辺りを見回してみたが、ツバキの木はない。ははあ、これはフラワーアレンジだとすぐに気付く。さて誰の仕業だろうか、写真愛好家? 一瞬、その不自然さに疑いを持ったが、生け花というのはこういうものだ。不自然な人為的行為、いいじゃないかと思う。いいじゃ、ないかと。

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