2014年8月5日

ネオパン100アクロスだけになった富士の黒白フィルム

Neopan 100 Acros  8x10, 4x5, 120 and 135-36

写真はフィルムのフォーマットを自分のウェブサイトで説明するため撮ったものである。これをフェイスブックの大判写真グループに投稿したところ、意外な反響があった。富士フイルムが販売しているのは、このネオパン100アクロスだけ、という説明に対する反応だった。日本の黒白フィルム愛好家なら、今年の2月に感度400のプレストの販売を打ち切ったことを知ってると思うが、海外では意外に知られてないらしい。このアクロスは有名だが、感度400のフィルムでは、コダックのトライXやT-Max400、あるいはイルフォードのHP5などのほうが知名度が高いからかもしれない。販売中止の理由を公表しないのが常だが、ネオパン400プレストは優れたフィルムだけど、やはり売れていなかったのだろうか。高感度フィルムはストリート写真向きだが、そのユーザーがデジタルカメラに移行したためかもしれない。その点、8x10までの大判を含むアクロスは、それなりの需要があると推測できる。中判以上はやはりフィルムの独壇場であり、海外の愛好者が多い。これといったアナウンスがないが、このフィルムだけは製造が続くだろうしし、そうあって欲しいと思っている。

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