2015年5月12日

写真共有サイトFlickr「刷新」の迷惑

新しいFlickrのインターフェース

写真共有サイトFlickrが先週5月7日 "Flickr 4.0" の提供を開始した。曰く「アップロードから閲覧、写真管理、編集、共有まで、写真のワークフローを簡素化し、また異なる種類のデバイス(PC、スマートフォン、タブレット、TV)で共通した操作体験が得られるようにデザインをまとめた」という。私が同サイトに参加したのは2004年暮れ、ほぼ創設直後のことだったが、10年半の歳月が流れたことになる。そのFlickrが大がかりのインターフェース変更したのは確か2010年だった。いわゆるタイル状に写真を並べるものだったが、一挙に使いづらくなったことを憶えている。何よりも痛かったのは「重く」なったしまったことである。今回の改変も私にとって何らのメリットもない。同サイトは写真を通じたソーシャルメディアといった機能があるのだが、インターフェースの改悪によって、属していた30以上のグループもすべて退会した。残るは各国の公共アーカイブサイトによる古写真ページ "The Commons" の閲覧と、本来の利用目的である自分の写真のストレージのみになってしまった。私見では Yahoo! US の傘下に落ちてからの愚挙だと思っている。このFlickrに限らずFacebookその他ポータルサイトは、ときどき無用の仕様変更をする。それが多分システム管理者の仕事なんだろうけど、折角慣れたシステムを変更することは、ユーザーにとってはなはだ迷惑。下手にいじって欲しくない。

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