2015年10月31日

橋下維新に宣戦布告した SEALDs KANSAI の痛快


11.22投票:今や私たちが担当する番です

11月22日に行われる「大阪市長選及び大阪府長選挙」(大阪ダブル選挙)に向け、関西の SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)が宣戦布告をした。ウェブサイトによると「自由や民主主義の尊重といった観点から、『議会』の尊重や、思想信条の自由の保障といった政治における最低限のルールを守れていないようなこれまでの『大阪維新の会』の政治からの転換をはかり、大阪府、大阪市の政治を再び住民の手に取り戻すための投票行動を有権者に呼びかけます」という。転換を求める理由は以下の三点だという。
  • 個人の思想及び自由の侵害
  • 議会の軽視
  • 住民サービスの切り捨て
これは橋下徹大阪市長が率いる「大阪維新の会」がこれまで大阪府政、市政で行ってきた暴挙の核心を突いた指摘であるので、ウェブサイトの宣言文を是非読んで欲しい。去る8月30日に国会前で12万人デモが行われた際、橋下市長はツイッターで「こんな人数のデモで国家の意思が決定されるなら、サザン(オールスターズ)のコンサートで意思決定する方がよほど民主主義だ」と発言した。これは SEALDs などの団体を揶揄した暴言だったが、これに対する反撃の意味合いがあるのかもしれない。橋下維新が選挙で頼りにするのは所謂「ふわっとした民意」すなわち若年層の浮動票である。選挙戦において SEALDs の活動次第ではこの目論見が崩れる可能性がある。痛快かつ明瞭な宣戦布告である。

WWW  SEALDs KANSAI「大阪W選挙に向けて」宣言文

2015年10月27日

映画「小さき声のカノン」上映と監督トークの会

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日 時:2015年11月15日(日)
10:00-12:00 映画上映 12:30-13:30 監督トーク
14:00-16:00 映画上映 16:15-17:15 監督トーク
18:00-20:00 映画上映
会 場:京田辺市社会福祉センター3F第1研修室(京田辺市興戸犬伏5-8)0774-65-4961
料 金:前売り1,200円/当日1,500円
学生証・障がい者手帳をお持ちの方・東日本から避難移住した方 1,000円
主 催:3.11ゆいネット京田辺(https://311yuinet.wordpress.com/

WWW  鎌仲ひとみ監督「小さき声のカノン」特設サイト

2015年10月25日

秋高氣爽的好天氣

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時代祭、鞍馬の火祭が終わると、京都の秋は一気に深まる。イラストはFacebookのページ"Visit Kyoto Tw" に掲載されている11月の京都観光カレンダーである。中国語は不案内だが、表題は「秋の高い空は清々しく好い天気だ」とでも訳するのだろうか。まさに天高く馬肥ゆる秋である。11月はこれといった大きな年中行事がないが、何と言っても紅葉狩り、春の桜同様一大観光シーズンである。年ごとに外国からの観光客が増えてることを実感するが、京都では中国人の「爆買い」といった光景を見た経験がない。東南アジアからの客は日本通のリピーターが多いらしく、やはり紅葉が目当てのようだ。欧米からの客で目立つのはバックパック姿、そして貸自転車で市内を回る光景である。京都は周辺を除いて急坂が少なく、自転車が似合う街だ。

京都観光NAVI  京都2015年11月のイベント情報(京都市産業観光局観光MICE推進室)

2015年10月21日

中古アナログLPレコードを探す愉しみ


Alice's Reataurant: Arlo Guthrie
所持してるアナログLPレコードの99.9%はリアルタイムで入手したものだが、最近、再び少しずつ買い足すようになった。写真は京都の寺町通三条にある中古レコード店「ハッピー・ジャック」で見つけた。マクギー兄弟とアーサー・スミスが1968年にリリースした古いレコードで、ちょっとした掘り出し物だった。 私が愛好するアメリカのカントリー系レコードは30枚ほどあった。四条通のレコード店JEUGIAにも中古レコードが置いてあるが、ジャズやロックが主である。しかしここでアーロ・ガスリーの「アリスのレストラン」(1967年)を手に入れることができた。中古レコードを探す行為はいわば過去へのタイム旅行である。リアルタイムで遭遇しなかったレコードに出会うと嬉しい。ただ難点は中古ゆえに音盤にキズがあったりして雑音が伴うことがあることだ。しかしそのスクラッチノイズも時間の累積と考え諦めるしかない。ところで6月に書いたエントリー「アナログLPレコード購入したのは何年ぶりだろうか」に触れたことだが、最近はCDと同時にアナログLPも新譜としてリリースされることが増えた。そのような新譜が出れば食指を伸ばしたいと思っている。なお上掲レコードの全曲を下記リンク先のYuoTubeで視聴することができる。

YouTube  Milk 'em in the Evening Blues: The McGee Brothers and Arthur Smith (51:29)

2015年10月20日

中国製エレキギターがやってきた


D'Addario String EXL120
シンガー&ソングライターの豊田勇造君に「マーチンのギターも最近は中国製だったりするから気を付けたほうが良い」と教えて貰った。マーチンといえば、アメリカの老舗楽器メーカーで、フォークやブルグラス愛好家の垂涎の的となっているギターを世に送り出してきた。そういえばオスカーシュミットのオートハープがネット通販でやけに安いなと思ったら、やはり中国製だった。中国も西洋楽器を作ってきたわけなので、不思議でないものの、材料の木材の管理など高度な技術の蓄積が必要な、いわば伝統工芸品だと思う。そういう意味では中国製のアコースティック楽器には正直言って食指が動かない。しかし工業製品とも言えるエレキギターは、アップル社のスマートフォンiPhoneを組み立てる技術を持つ国だから大丈夫だろうと想像した。そこで入手したのが南欧スペインの楽器メーカーであるSXギター社のそれである。同社の製品はすべて中国で作られているそうで、購入したのは「海賊シリーズPEG3/BK」である。ご覧のようにボディ全体が黒で、実はこのデザインに惹かれたからというのが食指を伸ばした理由である。価格は確かに安いが、だからといって安物のイメージはない。ペグやナット、フレットなど、各部品の精度が高いし、フィンガーボードがローズウッドなのも好ましい。肝心の音質だが、ダダリオ製の定番弦EXL120に張り替えて弾いたところ、結構いけるのではないかと感じた。ただ比較するエレキギターを持ってないし、手持ちのギターアンプも上等とは言えない代物なので、客観的評価はちょっと困難である。機会があればエレキギターに精通している人に聴いてもらうのがベストだろう。いずれにしても買って良かったと思っている。

2015年10月19日

オヤジバンドそして限界芸術論


上掲フライヤーは京都の楽器店JEUGIAが主催する「第36回オヤジバンドライヴパーティ出場者募集」である。応募資格は40歳以上のメンバーが含まれているとあるが、実際にはもっと高齢者を含んだバンドが出場するとみられる。リタイヤした人々が昔に帰り、バンドを結成と言う話をよく聞く。バンドではなく、ひとりでも、ライブハウスなどに飛び入り出場する人も増えてるようだ。もう30年前になるだろうか、京都のライブハウス『拾得』の「アコースティック飛入りライブ」に何度か出場したことがある。最近、経営者のテリーさんに「まだやってますから、また演りませんか」と誘われた。同じような企画はフォークソング居酒屋『明日(めいびー)』やカフェ&バー『天Q』などでも行われている。特長は素人が素人相手に演奏することである。素人とはすなわち非専門家であるが、去る7月に他界した哲学者の鶴見俊輔さんの『限界芸術論』(ちくま学芸文庫)を思い出す。鶴見さんは芸術概念を三つに分けて考えた。専門家同士でやりとりされる「純粋芸術」、同じく専門家がつくり、非専門家が消費する「大衆芸術」、そして非専門家のあいだで交わされる「限界芸術」である。芸術と言うと何か庶民とは遠い存在と考えがちだが、その概念を広げた。一般にコンサートといえば専門家、すなわち職業音楽家の演奏を非専門家、すなわち一般大衆が聴くという構図になるが、まさに「オヤジバンド」や「飛び入りライブ」は限界芸術の世界と言えそうだ。さて楽器の練習をしよう、少年易老学難成、一寸光陰不可軽。

PDF  オヤジバンドライヴパーティ出場申込書の表示とダウンロード(PDFファイル 740KB)

2015年10月12日

戦後70年アウシュビッツ鎮魂(レクイエム)

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日 時: 2015年10月18日(日)14:00~
会 場: 京都コンサートホール(京都市左京区下鴨半木町)075-711-2980
出 演: ギリアード・ミショリ・田隅靖子(ピアノ)大嶋義実(フルート)ギオルギ・バブアゼ(バイオリン)
料 金: 3,000円(全席自由)2,700円〈京都コンサートホール会員〉

PDF  フライヤー表示とダウンロード(PDFファイル 1.65MB)

2015年10月10日

第13回京都学生祭典本祭

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日 時: 2015年10月11日(日)11:00~19:00
会 場: 平安神宮前・岡崎公園一帯(当日は会場周辺で交通規制を行います)
主 催: 京都学生祭典実行委員会(学生による組織)
共 催: 京都学生祭典組織委員会(京都市・京都府・京都商工会議所・京都経済同友会・他)
詳 細: http://www.kyoto-gakuseisaiten.com/

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2015年10月9日

静かなブームの立ち呑み酒場

立ち呑み庶民(京都市下京区四条大宮町)

立ち呑み酒場が京都で静かなブームになってるようだ。私が知ってる限りでは、この夏以降「もみじ」(中京区木屋町通四条上る)「すいば2号店」(中京区中之町)「いなせや」(下京区東洞院通七条下る)といった店が新たにオープンしている。立ち呑みというと、酒屋の片隅や英国式パブのバーカウンターで酒をあおる男たちを連想するが、女性客が増えているのが昨今の特長のようだ。ソーシャルメディアFacebookのグループ「京都立ち呑み部」の管理人は女性である。日本では酒席での無作法に対し甘い風潮があったが、同グループの「べからず集」には「出会い系目的の利用を行うべからず」という一項がある。そういえば「立ち呑み庶民」の壁に「男性から女性に話しかける行為、禁止します」という貼り紙があった。立ち呑み酒場への女性の進出に対し、新しい波動をを読めない男の客がいるのだろう。それはともかく、とにかく安くて美味しいので、他府県からの客も多いようだ。ひょっとしたらそれはアベノミクス崩壊といった世情を暗示しているのかもしれない。

2015年10月3日

イラスト「そうだ難民しよう!」の不快

蓮見都志子「はすみとしこの世界」より転載

削除される可能性も否定できないので、不快だけど掲載することにしたこのイラストは、9月10日、ソーシャルメディアFacebokのコミュニティページ「はすみとしこの世界」に掲載されたものである。作者は蓮見都志子という女性で「ってか、あのシリア難民?ほとんど『移民』だろw」という言葉を添え、溺死した子どもの一家は偽装難民の疑いがあると指摘している。イラストに描かれた子どもは Vire's Attached というサイトに掲載されてる難民キャンプの写真(左)に酷似している。この写真は国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」の職員で、写真家のジョナサン・ハイアムズさんがレバノンのシリア国境近くに設置された難民キャンプで、6歳のシリア難民を写したものである。イラストに対し、例えば "「そうだ難民しよう」Why Don't I Be a Refugee" というウェブページは「蓮見の作品は『市民運動』を揶揄したり、慰安婦問題を歪曲・矮小して伝えたりと完全にネトウヨである」と指摘、カウンター活動家の野間易通氏の「これ驚愕だな。20年間マンガ読んでアニメ見てゲームして、安全地帯から生活保護叩きや在日特権デマで弱者叩きゲームにふけった結果が、この世界に類を見ない無知無教養と非常識…」といったツイートなどを紹介している。ネット上では様々なリアクションが起きているが、蓮見自身は「当該イラストが色々賛否両論交わされていますが、私はそれはそれで良いと思います。日本は言論の自由があります。皆さんが法の許す範囲内で自分の主張を展開するのは実に健全な姿であると思うからです」と書いている。いかにも殊勝な意見のようだが、なぜ難民拒否をして駄目なのか、と主張したいようだ。そういえばロイター通信によると、9月30日、国連総会の一般討論演説の後の記者会見で、安倍首相は「シリア難民受け入れより国内問題解決が先」と述べたという。急速なこの国の右傾化に戦慄を覚える今日この頃である。

※当該イラストは本人によってFacebookコミュニティページから削除されました。(10月7日

2015年10月1日

京大ウィークス 2015 京都大学の教育研究施設を一挙公開

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公開施設
北海道:北海道研究林『自然観察会』10/17(土)
岐阜県:飛騨天文台『社会人のための自然再発見ツアー』10/10(土)~12(月・祝)
岐阜県:上宝観測所・穂高砂防観測所『合同公開:京大ウィークス版』10/17(土)
愛知県:霊長類研究所『第 25 回市民公開日』10/25(日)
滋賀県:信楽MU観測所『MU レーダー見学ツアー 2015』10/10(土)
滋賀県:流域圏総合環境質研究センタ-『琵琶湖畔での半日研究体験プロジェクト』10/24(土)
滋賀県:生態学研究センター『学校で習わない生き物の不思議』11/7(土)
京都府:芦生研究林『一般公開』10/17(土)
京都府:上賀茂試験地『秋の自然観察会』11/7(土)
京都府:花山天文台『ギャラリーウィーク・一般公開』10/10(土)~ 12(月・祝)17(土)24(土)
京都府:宇治キャンパス『宇治キャンパス公開 2015』10/24(土)25(日)
京都府:宇治川オープンラボラトリー『災害を起こす自然現象を体験する』10/25(日)
大阪府:農場『京大農場オープンファーム 2015』11/3(火・祝)
大阪府:阿武山観測所『体験・発見!地震観測の歴史と、最先端の地震観測』11/2(月)3(火・祝)
大阪府:原子炉実験所『アトムサイエンスフェア講演会・実験教室』10/17(土)25(日)
和歌山:和歌山研究林『ミニ公開講座』10/25(日)
和歌山:白浜海象観測所『観測船を使った海象観測の実体験』10/10(土)
和歌山:瀬戸臨海実験所『施設見学会』10/31(土)
和歌山:潮岬風力実験所『気象観測の実体験』11/7(土)
山口県:徳山試験地『周南市との連携公開講座』10/31(土)
徳島県:徳島地すべり観測所『施設公開と地すべり・活断層の野外見学』10/17(土)
大分県:地球熱学研究施設『施設公開・講演会・地獄ハイキング・ライトアップ』10/30(金)~ 11/1(日)
熊本県:火山研究センター『登録有形文化財記念講演会・所内公開』11/6(金)7(土)
宮崎県:幸島観察所『1 日研究体験 ― 幸島のサルの観察 ― 』11/7(土)
鹿児島:桜島火山観測所『施設探検ツアー・施設公開』10/24(土)25(日)

問い合わせ
京都大学 総務部渉外課 〒606-8501 京都市左京区吉田本町 075-753-2233
Email: kinen52@mail.adm.kyoto-u.ac.jp Website: http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/social/weeks/

PDF  ポスターの表示とダウンロード(PDFファイル 1.82 MB)