2016年1月27日

京都市長選:野党共闘の足を引っ張る民主党

上善寺(京都市上京区今出川通千本西入る)

任期満了に伴う京都市長選、2月7日に投票、即日開票される。今回も相変わらずの「非共産対共産」という構図になっている。立候補者は現職の門川大作氏(自民、民主、公明、社民推薦)、元京都府議三上隆氏、そして元小学校教諭の本田久美子氏(共産推薦)の3人である。国政レベルでは自民一強に対し「野党共闘」が急がれるのだが、どうもうまく進んでないようだ。今月24日に「野党がバラバラでは、巨大与党である安倍政権に太刀打ちできない」というわけで、民主党の前原誠司元代表と、生活の党の小沢一郎共同代表が会談、野党勢力の結集が不可欠との認識で一致したという。ただ前原氏は共産党と手を組むことに難色を示したようだ。どうやらこの期に及んでも共産党アレルギーを払拭できないようだ。前原氏は民主党京都府第2区総支部長であるが、その影響があるのだろうか、京都市議レベルでも共産党アレルギーがあるようだ。今夏の参院選の「前哨戦」とされた八王子市の市長選では、安倍独裁政権との対決姿勢を鮮明にしていた候補が敗れた。野党共闘どころか、自公推薦の与党に民主党が相乗りしたわけだが、京都市長選も同じ道を歩んでいる。私は共産党のシンパではないし、過去には同党に対し馴染めない経験もしている。それでも時勢を読めば「非共産対共産」は情けないと思うし、野党共闘の足を引っ張る民主党は許せない。先の政権担当時の失政も遠因になっているが、自公政権の暴走を許しているのは他ならぬ民主党である。

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