2017年7月18日

三条堺町のイノダっていうコーヒー屋へ行かなくちゃ

イノダコーヒ本店(京都市中京区堺町通三条下る)

私はコーヒーが好きである。そして京都の古い喫茶店が好きである。四条河原町界隈の「フランソワ」「ソワレ」「築地」、西陣の「静香」、京大前の「進々堂」、そして三条通界隈の「六曜社」や「イノダコーヒ」など、それぞれ特徴があり、魅力的である。ところで最近、スターバックスが二寧坂の京町家を利用した店を出して話題になったが、行くつもりは毛頭ない。何故か。スターバックスは京都に何と26も店舗を有している。そのスタイルは、ある種、日本の喫茶店文化を浸食しているといっても過言ではない。そして遺伝子組み換え作物で悪名高いモンサント社をめぐり、2014年11月24日、ニール・ヤングが公開書簡で 「さようならスターバックス」と宣言、自らの公式サイトに「これまで毎日列に並んでラテを買ってきたが昨日が最後になった」と訴えて話題を呼んだ。尊敬するミュージシャンの排斥運動だけに、大いなる刺激と影響を受けたのは言うまでもない。それ以来、スターバックスから足が遠のいてしまった。
三条へ行かなくちゃ
三条堺町のイノダっていうコーヒー屋へね
あの娘に逢いに
なに 好きなコーヒーを少しばかり

お早よう かわい娘ちゃん
ご機嫌いかが?
一緒にどう 少しばかりってのを
オレの好きなコーヒーを少しばかり

いい娘だな
本当にいい娘だな
ねえ あついのをおねがい
そう あついのをおねがい
そう 最後の一滴が勝負さ
才レの好きなコーヒーを少しばかり

あんたもどう?
少しばかりってのを
これは亡き高田渡さんの名曲『珈琲不演唱』(コーヒーブルース)だが、残念ながら彼とイノダでコーヒーを飲んだことはない。東京に住んでいたころ、吉祥寺の「ボガ」によく一緒に行ったことを懐かしく思い出す。お酒とコーヒーが好きな人だった。イノダを歌った『珈琲不演唱』はずいぶん店の宣伝になったと思われるが、頼まれて作ったCMソングでは決してない。一番美味しいコーヒーいれ方と訊かれれば、迷わず片ネルで濾す、と答えることにしている。本店のすぐ近くにあるイノダ三条支店では、ドーナツ状の円形カウンターの内側で、片ネルのドリッパーを使って淹れている様子がよく見える。コクと香りがあり最高である。嗚呼、コーヒーが飲みたくなった、三条へ行かなくちゃ、三条堺町のイノダっていうコーヒー屋へね。

video  高田渡『珈琲不演唱』(コーヒーブルース)1971年

2017年7月15日

生物多様性アクション大賞 2017活動募集


募集期間2017年7月15日(土)から9月18日(月)まで
募集対象日本国内に活動拠点がある団体・個人
応募資格日本国内を拠点とする活動であること
生物多様性の保全や持続可能な利用に貢献する活動であること
応募の段階で活動実績があること
継続性が見込まれること
特定の政党や宗教の布教を目的として活動する団体ではないこと
公序良俗に反する活動ではないこと
実施部門たべよう部門
ふれよう部門
つたえよう部門
まもろう部門
えらぼう部門
主催団体国連生物多様性の10年日本委員会
特設サイトhttp://5actions.jp/award2017/

2017年7月14日

第16回京都現代写真作家展 京都写真ビエンナーレ2017 作品募集

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応  募:2017年9月1日(金)~9月15日(金)消印有効
会  期:2017年12月13日(水)~12月17日(日)
会  場:京都文化博物館5階(京都市中京区三条通高倉角)075-222-0888
主  催:京都府・京都現代写真作家展実行委員会

PDF  応募案内(PDF 3.31MB) 表紙(PDF 2.10MB) の表示とダウンロード

2017年7月13日

ソーシャルメディア Google+ を活用する

目立たない Google+ だけど

インターネットマーケティング会社 DreamGrow の統計ページによると、2017年7月1日現在のソーシャルメディア(SNS)の世界ランキングは (1)Facebook (2)YouTube (3)Instagram (4)Twitter (5)Reddit だったそうである。Google+(以下 G+ と略)は11位だったが、国内では LINE が跋扈しているだろうし、もっと下位と想像される。当ブログは連動していて、ここに投稿すると、自動的に G+ に反映しする仕組みになっている。G+ のフォロワーは現在 1,219 人だが、最近調べたところ、積極的に活用しているユーザーは少ないようだ。Google のアカウントを所持してるだけの人が多いのかもしれない。ところがフォロワーに限定されないコミュニティ、例えば私が参加している Blogspot は 243,150人のメンバーを有している。Facebook で私が関わっている最大グループ Old Time Photos が 49,143人だから、世界レベルでは G+ はそれなりに健闘しているようだ。健闘しているだけではない、実は G+ が SEO 対策にも多大な影響があることを最近知ったのである。SEO 対策というのは、Yahoo や Bing ではなく、基本的には Google 検索に対するものと言って良いだろう。例えば1,000人のフォロワーがいたとして、その1,000人が Google 検索を使うと、その分だけ自分のコンテンツを上位に押し上げるらしい。さらに G+ への投稿がウェブページ扱いとなり、検索エンジンにインデックスされるという。これは個人ブロガーにとってはかなり大きなメリットなのかもしれない。ブログはアフィリエイト広告による収益を目的にしない限り、読者をいたずらに増やしても如何とは思う。しかし読者が増えることはブログ更新の励みにもなる。たいした手間ではないので、G+ にも投稿することをお勧めしたい。

2017年7月9日

祇園祭長刀鉾天王人形の謎

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左の絵は竹原春朝斎『都名所図会』安栄9(1780)年、右は二代歌川広重『諸国名所百景』安政6(1859)年に描かれた祇園祭長刀鉾である。竹原春朝斎の絵は比較のため右ページを省いたが、左上に「鉾に乗る人の競(きほ)ひも都哉」という榎本其角の句が見える。二代歌川広重の絵はおよそ80年後に描かれたのだが、大胆な構図になっている。仔細に観察すると、両者には共通点がたくさんある。町家一階の格子、提灯、二階から鉾をを見守る人々、いずれも非常によく似ている。記録によれば、巡行は四条通から寺町通を南下している。鴨川らしき光景が描かれているが、このアングルで本当に見えたか怪しい。漠然と疑いを持つようになったのはこの点からだった。私は浮世絵の研究家でないし、この二つの絵を比較検討した文献が存在するのか不明だが、二代歌川広重は、竹原春朝斎の絵を模倣した可能性があると想像している。つまりそれほどに都名所図会は、当時、ポピュラーだったと言えるのではないかと思う。

長刀鉾天王人形の部分拡大図
さらに注目すべきは、鉾頭の下にある天王台の人形である。これは鉾の守護神、和泉小次郎親衡(ちかひら)像である。小舟を操り、三条小鍛冶宗近作の大長刀を振るい、山河を縦横無尽に駆け巡ったといわれる、強力無双の源氏の武将である。小屋根の下に結いつけられているが、舟も真木に括られている。現在この人形は僅か23センチの木彫り、路上からは双眼鏡あるいは野鳥観察用望遠鏡などを使わないと観察できない。竹原春朝斎は鉾建て前にスケッチしたのだろうか。二代歌川広重の絵は若干描き込んでるものの、これまた両者は酷似している。ただ小屋根や台座はそっくりだが、長刀の刃の向きの上下が逆なのが気になる。武道に関しては不案内だが、太刀や長刀は突くか、振り下ろす武器だから、後者の構え方のほうが自然ではないだろうか。とすれば、気になる部分を修正したのではないか、というのが私の推論である。明日から山鉾建てが始まるのだが、何年か前に見物したけど、天王人形を撮ることができなかった。人形は最後に取り付けるのだが、作業の邪魔になるので近づけなかったのである。今年は時間を割いて見物したいと思っている。

松本元『祇園祭細見』より
天王人形は昭和61(1986)年に作り直された。京都新聞2009年7月12日の記事によると、人形を制作した有職御人形司十二世の伊東久重氏は、その祖父が新調した人形を参考に復原制作したという。祖先である桝屋庄五郎が享保11(1726)年に作ったものが元になっているという。侍烏帽子(えぼし)に直垂姿で、右手に大長刀を持ち、左肩に小舟を担いだ勇壮な姿をしてると語っているが、伊東久重氏の長男、建一氏が写真をウェブサイト「伊東建一御所人形の世界」に掲載している。これを見ると昭和52(1977)年に発刊された松本元『祇園祭細見』のさし絵の通りである。確かに肩に小舟を担いでいるが、都名所図会とは大きく異なる。実際に古い人形を手にし、復原した伊東氏の証言が間違いとは言い難い。桝屋庄五郎作の人形が意匠変更されず、そっくり継承されたのなら、竹原春朝斎や二代歌川広重が描いた絵が間違いとなってしまう。新聞を読んだ当時、この点が気になって、天王人形を制作した伊東久重氏に直接電話でお訊ねしたことがある。「享保11(1726)年に作られた人形の傷みが酷く、昭和29(1954)年に祖父が制作し直した。昭和60(1985)年の鉾建ての際に損傷、翌年に作り直すことになった。人形の目や口の筆跡がはっきり残り、装束も崩れてなかったので、これを参考に復原した」そうである。するとやはり竹原春朝斎や二代歌川広重が描写した天王人形の絵は正確なものではないということになるのだろうか。いや、違う。実際に見た竹原春朝斎がわざと違う像を捏造したとは考え難い。遥かなる時間の波に漂い、歴史が混沌と化してしまったようだ。

2017年7月8日

祇園祭函谷鉾の前掛けに描かれた旧約聖書の説話

松田元著『祇園祭細見(山鉾篇)』より(クリックすると拡大表示されます)

今月1日八坂神社で長刀鉾の稚児らの「お千度の儀」があり、一か月にわたって繰り広げられる祇園祭の幕が開いた。生身の稚児が乗るのは、祭のハイライト、7月17日の山鉾巡行の際に先頭を行く長刀鉾だけで、今年は京都市立御所南小学校4年の林賢人君が選ばれた。ずいぶん前のことになるが、ボランティアを確保できず、函谷鉾を曳く大勢の外国人を見て驚いたことがあるが、今でもそうだろうか。今年は久し振りに見物しようと思っている。函谷鉾といえば上掲のイラストがその前掛けのタペストリー(綴れ織り)で、旧約聖書創世記第24章の説話に取材したものだ。画面上部はアブラハム家の老僕エリエゼルが処女リベカに水を求めている光景だ。聖書によると、アブラハムの息子イサクは40歳となったが、嫁を生まれ故郷のハランから迎えたいと言い、エリエゼルに探してくるようにと頼む。ハランの町外れの井戸へたどり着いたエリエゼルは「水を飲ませてください」と頼んだときに「どうぞお飲みください。駱駝にも飲ませてあげましょう」と答えた娘がイサクの嫁になるよう祈る。そこにリベカがやって来て、祈った通りになったので、婚姻話が進む。画面下部はふたりの結婚式の様子で、駱駝に乗っているのはイサクである。蛇足ながら、このふたりが愛し合い抱擁する場面を描いたのがレンブラントの代表作「イサクとリベカ」である。函谷鉾の前掛けがどのようにして日本に来たか不明だそうだが「寺井氏菊居随筆に云。前まくは天竺織といふ。西域の人物甚見事なり。当町沼津宇右衛門旧家にてむかし繁昌たりし時唐物黒船物いろいろ渡る時分買置たりしといふ云々」と増補に記されているそうだ。祭の期間中は重要文化財の指定を受けた前掛けは二階に飾り、復元新調された前掛けが巡行時に鉾に掲げ披露される。

2017年7月4日

セオドア・ルーズベルト大統領はムースに乗っていなかった

Myths debunked: Theodore Roosevelt Never Rode A Moose ©Courtesy of the Houghton Library

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これは「ムース(ヘラジカ)に跨って川を渡るセオドア・ルーズベルト大統領 1908年」と題し、インターネット上で大量に拡散されているようである。確かに面白い写真で、ソーシャルメディア Facebook のページフィードに流れたときは、危うくそのままシェアするところだった。往々にしてよくあることだが、転載の必須条件とも言えるソースが書いてない。出処不詳ならそれはそれでいいのだが、そのことを記述すべきである。その点を調べるためネットを徘徊したところ、ハーヴァード大学ホートン図書館が2013年9月20日付のブログに「神話が暴かれた:悲しいことに、セオドア・ルーズベルト大統領はムースに乗ったことがなかった」という記事を書いているのを見つけた。共和党の議員が、当時のウィリアム・タフト大統領の保守化を懸念して、サードパーティ「進歩党(通称ブル・ムース党)」を結成、1912年の大統領選挙にはセオドア・ルーズベルト前大統領を擁立した。しかし結果的には民主党のウッドロウ・ウィルソンに勝利を許すこととなった。大統領選中、アンダーウッド写真商会が「ホワイトハウスのレース」と題し、動物に乗った候補者の風刺戯画を制作した。現職大統領ウィリアム・タフトは象、セオドア・ルーズベルトはムース、そしてウッドロウ・ウィルソンはロバで、9月8日付けのニューヨーク・トリビューン紙に掲載された。肝心のムースの写真だが、ホートン図書館のブログは、ルーズベルトの太ももの部分を拡大している。これを見ると、2枚の写真を貼り合わせた痕跡があり、アンダーウッドが写真を合成したと断言できそうだ。

2017年7月1日

航空写真を芸術の高みに誘ったアルフレッド・バッカム

Aerial view of Edinburgh ca.1920 National Galleries of Scotland

Alfred G. Buckham
上空に雲と複葉機、城を前景にロイヤル・マイル沿いに広がる古い街並み。1920年ごろ撮影された「エディンバラの空からの眺め」はスコットランドの航空写真家アルフレッド・バッカム(1879–1956)の代表作となっている。ロンドン生まれのバッカムは画家志望だった。ところが美術館で観たロマン主義の画家、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775–1851)の作品に打ちのめされ、画家になることを諦めた。代わりに写真に転向、1917年に英国海軍航空隊に偵察飛行士として入隊した。当初エディンバラの西に位置するターンハウスに配属になったが、後にフォース湾に面したロサイスを基地にした大艦隊に転任した。初期の偵察飛行は危険を伴った。バッカムは9回も危ない目に遭っている。ところで彼は二台のカメラを使用、一台は海軍の仕事、もう一台は彼個人が使用するための私用カメラだった。スコットランドの上空を飛び、雲の形態、丘陵や街の眺望、そしてしばしば天候の急変が演出する、光と影のドラマを好んでモチーフにしたのである。航空写真は地上で撮る写真とは異なる。しかしともすると、空から俯瞰することによって、地上の状況を記録あるいは説明するだけに終わる可能性がある。バッカムの偉大さは卓越した技術力を駆使、航空写真を芸術の高みに誘ったことではないだろうか。蛇足ながら、ウェブ検索したのだが、彼に関する日本語の資料を見つけることができなかった。どうやら日本では知られざる鳥人写真家なのかもしれない。

2017年6月30日

ソニーがアナログレコードの自社生産再開


レコードプレーヤー (クリックで拡大)
ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)が6月29日、アナログレコードの自社生産を約30年ぶりに再開すると発表した。SMEはCDの普及でレコード需要が減ったため、1989年にアナログレコードの自社生産を終了。その後は国内外のメーカーに生産を委託してレコードを販売してきた。しかし、最近再びレコードが注目されて需要が増え、委託先の生産が追いつかなくなり、自社生産を再開することになったそうである。拙ブログでもすでに2014年末に「アナログレコード奇跡の復活」という記事を掲載した。ウォール・ストリート・ジャーナル紙がその当時に報じた記事によると、アメリカではアナログレコードが奇跡の復活、前年比49%アップして約800万枚が購入されたという。ただプレス工場では一時間で約125枚しかプレスできず、生産が追いつかない状況にあるようだ。アナログレコードの魅力については今回は敢えて割愛するが、現在の世界のプレス工場の地図を紹介する。Total Sonic Media のデータを元に作成されたものだが、やはり米国が圧倒的に多く、日本では横浜にある東洋化成株式会社末広工場のみである。これにソニーが新たなプレス工場を作ることは、音楽ファンにとって掛け替えのない朗報である。

WWW  List of the Vinyl Record Pressing Plants in the Worls (Last Updated: April 5, 2017)

2017年6月27日

ザラ紙に印刷された写真の迫力

土門拳写真集『筑豊のこどもたち』(パトリア書店1960年)

書棚を整理していたら土門拳写真集『筑豊のこどもたち』が出てきた。1960年、パトリア書店が発行したもので、定価が僅か100円だった。当時の週刊朝日の定価が30円、その3冊分という安さだった。この価格を可能にしたのは、ザラ紙に凸版印刷だったからである。私はまだ高校生だったが、写真愛好家ばかりではなく、広く一般に売れ、大ベストセラーになったことを憶えている。無論当時でも上質紙にグラビア印刷は可能だったが、敢えて価格を低くするためだったようだ。土門もあとがきで「この体裁の本になったのは、まず百円という定価に押さえた〔ママ〕ぼくの責任である」と書いている。こんな本が出てきたとネットで紹介したところ「1977年版なら持っている」というコメントがいくつかあった。調べ直したところ1977年、築地書館から再版されたようだ。ダブルトーン印刷、ハードカバーで、2700円だそうである。いまさらザラ紙に凸版印刷という復刻は無理なのだろうけど、ちょっと考えさせられるものがある。2008年、京都国立近代美術館で開催されたユージン・スミスの写真展を観に行ったが、会場に展示されていた古い LIFE 誌に釘付けとなってしまった。彼の暗室作業をほんの少し手伝った経験があるのでよく知っているが、芸術家肌で、ファインプリントを志向する写真家だった。従って綺麗な作品が並んでいたのだが、何故かザラ紙に印刷された写真のほうに迫力を感じたのである。報道写真は多くの人の目に晒されてこそ意味がある。だから大衆的な媒体が相応しいし、タブロー化は避けたほうが良いのではないだろうか。フトそういう思いが脳裡を走るのである。

2017年6月26日

モノクロ写真のカラー化で歴史が生き生きと蘇る


How Obsessive Artists Colorize Old Photos (7:05)

歴史的な写真は普通、モノクロの世界である。カラー写真は1861年という早い時期に試みられたにも関わらず、20世紀の後半まで主流にならなかった。しかし現在では鮮やかな色彩に溢れているため、モノクロ写真は私たちと歴史の間に感情的な隙間を作っている。従って過去は異質なもので、現在との関連が難しい、あるいは完全に理解し難いものになっている。それでは過去をカラーで見たらどうだろうか? 写真のカラー化によって、時間の境界が突然なくなり、今ある世界じゃないかと錯覚してしまう。ロンドンに本拠を置く「ダイナミクローム」のジョーダン・ロイドは、カラー化で歴史を蘇えらせる、執拗な完全主義者のひとりである。「色が失われていると、構図全体を見るのですが、色を追加すると、やや異なったやり方で写真を見るようになる。細部に興味を持つようになるのです」とジョーダンは知覚の変化の理由を説明している。新しいデジタル技術は、アーティストが手作業で着色する従来の方法よりも、遥かに正確に画像を再構成することを可能にした。しかしジョーダンは「やることが多い」という。その時代の色やスタイルを忠実に表現するために、日記や回想録、政府記録と広告などの歴史資料を読み、歴史専門家に相談する。元の画像のダメージを修復し、数百の色のレイヤーが写真に追加され、ブレンドされる。 これは時間がかかり、骨が折れるプロセスである。一枚の写真を仕上げるため、最長一ヶ月近くもかかったことがあるそうである。

2017年6月23日

マグナム創立70周年「パリ・マグナム写真展」のご案内

Paris 2003, ©Christopher Anderson

会 期:2017年7月1日(土)~ 9月18日(月・祝)10:00~18:00
会 場:京都文化博物館4階展示室(京都市中京区三条通高倉)
料 金:一般1,000円(800円)高大生600円(400円)小中生300円(300円)()前売・20名以上の団体
詳 細:http://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/paris_magnum/

1947年、ロバート・キャパ、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ジョージ・ロジャー、デビッド・シーモアによって「写真家自身によってその権利と自由を守り、主張すること」を目的として写真家集団・マグナムは結成されました。以後、マグナムは20世紀写真史に大きな足跡を残す多くの写真家を輩出し、世界最高の写真家集団として今も常に地球規模で新しい写真表現を発信し続けています。本展は、2014年12月から翌年4月までパリ市庁舎で開催され、大きな反響を呼んだ展覧会の海外巡回展として企画。マグナム・フォト設立70周年にあたり、60万点に及ぶ所属写真家の作品の中から、パリをテーマにした作品約130点あまりを選び展観するものです。芸術の都・パリは多くの歴史的事件の舞台でもあり、かつ、写真術発明以来、常に「写真の首都」でもありました。20世紀の激動を最前線で見つめ続け、現代においても現在進行形の歴史をとらえ続けるマグナムの写真家たちが提示する豊穣なイメージは、都市とそこに生きる人々の歴史にとどまらず、写真表現の豊かさをも我々に提示してくれると同時に、世界を発見する驚きに満ちた写真家たちの視線を追体験させてくれます。

2017年6月21日

高層住宅火災の犠牲になった若き女性写真芸術家

カディジャ・セイ「自写像」(第57回ヴェネチア・ビエンナーレ出展作品)

英国の「ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・フォトグラフィー」誌によると、6月14日、ロンドンの24階建て高層公営住宅「グレンフェル・タワー」で起きた火災で、将来を有望視されていた若き女性写真芸術家が亡くなった。カディジャ・セイ(Khadija Saye)、24歳。カディジャはガンビア人の母親と20階に住んでいた。名門ラグビー・スクールの奨学金で16歳まで一般教育を受けた後、彼女はUCA芸術大学の写真コースに進み、そこで彼女自身のアイデンティと、ガンビアの文化遺産をテーマに制作するようになった。卒業後、トッテム地区出身の労働党政治家デイビット・ラミーと結婚した肖像写真家、二コラ・グリーンに師事する。そして彼女は今年の第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展ディアスポラ館出展のため、シリーズ「住居:私たちが呼吸するこの空間(Dwelling: in this space we breathe)」を選んだ。これはまさにグレンフェル・タワーの生活における、ガンビアの伝統的精神の具現化だったようだ。火災が起こる前の5月10日、カディジャは「本当の旅だった。ママ、私はヴェネチアで展示されてる芸術家よ」とツイートしたという。

2017年6月18日

ジュリアン・レノン写真展「CYCLE」京都で開催


期 間:2017年6月23日(金)~9月17日(日)11:00~19:00(月曜休館)
会 場:ライカギャラリー京都(京都市東山区祇園町南側)075-532-0320

イングランドのリヴァプールで生まれたジュリアン・レノン(ジョン・レノンと最初の妻シンシアの長男)は若い頃から芸術の道を進み始め、生まれながらの才能を音楽活動で発揮してきました。しかしその才能は音楽にとどまらず、映画やビジュアルアートまで多岐におよび、豊かな人生観をもとに、音楽活動、ドキュメンタリー映画の制作、慈善活動、そして写真にも、自分ならではの表現力を注ぎ込んでいます。2010年9月にマンハッタンで開催された、U2と絵画的な風景を捉えた初の写真展「Timeless」では、撮影者としての力量を余すところなく披露しました。それ以降もジュリアンは米国や欧州で「Alone」コレクションをはじめとした数々の写真展を開き、最近では写真と慈善活動を融合させた「Horizon」(きれいな飲料水を緊急に必要としているアフリカの各地域のために活動している「Charity: Water」と「ホワイト・フェザー基金」と協力)を展開しています。ジュリアンはケニアとエチオピアを巡ってさまざまな写真を撮影し、見る者が写真を通じてその土地固有の文化について学び、現地の窮状も認識できるような機会を提供しています。

2017年6月17日

東松照明さんと太陽の鉛筆

東松照明『太陽の鉛筆』(毎日新聞社1975年)

浅間山荘事件があった1972年、私は東京に移り中野に居を構えた。翌年、写真家の富山治夫さんがアパートを引き払うことになり、彼が作った暗室があったので、そこに移り住んだ。新宿のど真ん中、屋上に上がると天空を占拠した高層ビルが迫ってきた。近所に東松照明さんが住んでいて、その頃のメモにはこんな下りがある。
東松照明さんは籠から文鳥を出すと手のひらに乗せた。二眼レフというのはねぇ、おじぎカメラと言うんだ。亜熱帯をテーマにした『太陽の鉛筆』をカメラ雑誌に連載してるころだった。ふつうのカメラはファインダーを覗くと直視する形になるだろ。二眼だと下を見るから相手は安心する。おじぎ、そうなんだよね。おじぎをして撮らせてもらうのさ。ふーん。私は関心する。それにしても太陽の鉛筆ってうまい表現だなと私は思った。スタッフっていろいろたいへんらしいね、と東松さんは言う。この間、毎日新聞のカメラマンもぼやいていたよ。そうですか? そんなことありません、楽ですよ。(『私的写真論への覚え書き』より)
その『太陽の鉛筆』は1975年に毎日新聞社から「カメラ毎日別冊」として出版された。前半は沖縄で撮影された35ミリカメラによるモノクロ写真だが、後半はローライフレックスで撮影された台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシア、ベトナム、タイ、シンガポールなどの島々および沖縄のカラー写真である。モノクロも良いが、色鮮やかなカラー写真も素晴らしい。まさにアジアの色である。東松さんはこのシリーズで、沖縄は琉球ネシアであり、日本本土ではなく、むしろ東南アジアと「海上の道で」でつながっていると主張したかったのかもしれない。いずれにせよ、この写真集が東松さんの代表作となった。初版オリジナルを所持しているが、私にとっては強い影響を受けた、手放しがたい一冊である。

2017年6月15日

英国製釣り用バッグの魅力

Brady Ariel Trout Small Bag and Fujifilm Finepix X100

インナークッションボックス
釣りに使うのではない、カメラを持ち歩くためである。英国チャップマン社の Troutbeck 12" の傷みが酷くなったので、新しく買い替えることにした。キャンバス地のカメラバッグと言えば、やはりビリンガムが脳裡を走る。かつて Hadley を持っていたが、クッション材による着脱可能な中仕切りが特長である。ところが最近は様々なサイズのインナークッションボックスが市販されているので、好みのバッグがカメラ用に変身する。真鍮のリングが付いていないのも物足りないので、敢えてビリンガムを対象から外した。そこで頭に浮かんだのがハーディ社の Test Bag だった。大きさを見てみると、幅38cm x 高さ30cm x 奥行き10cmで、A4サイズの書類やノートパソコンなどを持ち歩くにはちょうど良い。ところがバッグというのは「大は小を兼ねない」のである。私がふだん携行しているのは、富士フイルムのコンパクトデジタルカメラと、ホルガのピンホールカメラくらいで、横幅38cmはちょっと大きい。ハーディ社は英王室御用達で、創業1872年、フライフィッシングの名門ブランドである。ところがどうやら身売りしてしまったらしく、日本ないし中国製である。この点が気になり、結局ブレディ社Ariel Trout Small に落ち着いた。大きさも幅35 x 高さ27 x 奥行き9cmとちょうど良く、素朴で田舎っぽいデザインも好ましかったからである。

2017年6月14日

悟ってない自分を痛感する断捨離

捨てがたい書籍が書棚に並んでいる

やや旧聞になるが、5月4日付けマイナビニュースによると、俳優の高橋英樹氏が、33トン分の断捨離実行したところ「ゴミ屋敷に近い量の物があった」という。彼は同じ中学校の同期生だが「70歳を超えたし、うちにある物を全部処分しよう」と思ったからだったという。断捨離とは必要もないもの、使わないものを手放すことで、やましたひでこ氏の登録商標だそうである。私も身の回りを整理して身軽になりたいという願望がある。じゃあ何を捨てるか。自分が撮影した写真が掲載されてる雑誌の切り抜き帳は捨てがたいが、ある程度コンパクトに纏めることができるだろう、問題はレコードと書籍である。古いLPレコードは惜しいけど、売却しても良いと思っている。CDのみにすれば、プレーヤーなども処分できる。さらにCDもNASにストレージ、ディスクそのものを処分するという手があるが、ちょっと躊躇われる。次に書籍だが、これを断捨離するのは厄介である。例えば2年間開かなかった書籍は、おそらく今後とも読む可能性がないだろう。だから売却しても良いような気がする。ところが不思議なもので、読まなくとも、その背が視界にあるだけで安らぐ。これらが消えたらきっと寂しくなるだろう。しかし本当に必要ない大型本は少しずつ処分しようと思う。文庫本の類は電子書籍に切り替えることも可能だが、紙の感触はこれまた捨てがたい。実に悩ましいが、すべてが手元から離れたら、ずいぶんすっきりするだろうと想像する。断捨離に躊躇、悟ってない自分を痛感する。

2017年6月12日

突然 Facebook にログインできなくなって


昨日の朝、ソーシャルメディア Facebook にアクセスしようとしたところ、ページのコンテンツが削除されたというメッセージが表示され、ログインできない状態になっていた。どうやら原因は、上掲の写真を投稿したためらしかった。これはマルチタレント、マドンナの無名時代、プロモーション用に撮影されたもので、その写真集の紹介のつもりだった。Facebook は利用規約に従っていないコンテンツを投稿すると、アカウントを一時凍結か、最悪の場合は剥奪されてしまうようだ。利用規約には次のような一項がある。
差別的、脅威的、またはわいせつ的なコンテンツや、暴力を誘発するようなコンテンツ、ヌードや不当な暴力の描写が含まれるコンテンツは投稿できません。
これを読むとヌード写真が、猥褻あるいは暴力を誘発するコンテンツと同列に扱われている。マドンナの写真はポルノグラフィーではないし、決して猥褻じゃないと私は思う。この写真集は日本国内でも堂々と市販されているものだし、その判断は不当だと感ずる。しかし「利用規約に反している」と指摘されれば、ユーザーは反論できない。しかし当該写真を削除した旨を伝えてくれるだけで良かったんじゃないかと思う。24時間後にログインできるようになったが、いきなりアクセス拒否する前に助言して欲しかった。

2017年6月5日

逆さにしてもドナルド


まさかさかさま

上のイラストを180°回転し、逆さにすると下のイラストになる。つまりドナルド・ダックの絵を逆さにするとドナルド・トランプの絵になるというわけである。このイラストはインターネットの多数のサイトに拡散されているが、ソース、つまり作者は不明。従ってクレジット表示はできないが、着眼点に感心する。余りにも傑作なので、ここに転載することにした。なお私がつけたキャプションの「まさかさかさま」は、右から読んでも「まさかさかさま」である。縦書きにすると上から読んでも下から読んで同じ回文である。

2017年6月3日

パリ協定離脱宣言した米大統領の愚挙

Climate Change Policies x Trump ©Carlos Amorim

ロイター通信日本語版によると6月1日、トランプ米大統領が選挙公約通り、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」から米国が離脱すると発表したという。米国は温暖化ガス排出量が中国に次いで世界第2位で、世界の排出量の15%以上を占めるため、離脱の影響は大きいとみられる。つまり協定が形骸化する恐れがあるからだ。いわばポピュリズムがなせる業(ごう)なのだろうけど、当然のことながら国内外から強い反発の声が上がっている。ロイター通信は2日、米国の離脱決定は予想されていたが、これで気候変動に関する世界的取り組みの指揮が中国に移ったことが確認された、という見解を報じている。地球温暖化という差し迫った難題が、大国間の政治ゲームになっているのである。安倍晋三という男によって、この日本はどんどんオカシナ国になっているが、ドナルド・トランプという男によって、この地球がオカシクなりつつある。

2017年6月1日

カポエィラ・アンゴーラ@京都芸術センター

ブラジルの伝統芸能「カポエィラ」を体感する

日 時:2017年6月9日(金)10日(土)11日(日)13:00~20:00
会 場:京都芸術センター(京都市中京区室町通蛸薬師下る)
料 金:無料(事前申し込み不要​)
主 催:インジンガ京都 https://www.nzingakyoto.com/

この3日間、日本でカポエィラ・アンゴーラを支え続けてきた講師を招き、年齢、性別、人種を問わず愛され守られてきたこの異文化芸術を幅広く紹介するために、京都芸術センターにてレクチャー&ワークショップを行います。初心者、経験者、多くのカポエィラの同志が集まることによって産み出される「トランス(高揚感・一体感)」を体験してみませんか? この3日間を通して、ブラジルの歴史、身体・精神・音楽性について考え、その神秘を体感してください。

2017年5月27日

ネオパン100アクロス出荷終了予告の衝撃


今から3年前の2014年、富士フイルムからショッキングなアナウンスがあった。同社の黒白フィルム「ネオパン400プレスト」の135と120が出荷終了となるという告知だった。コダックやイルフォードも感度400の黒白フィルムを製造していたが、富士フイルムのそれはかなりお気に入りだったからだ。特に中判120はローライフレックスで多用していたが、同機を使う気が失せた記憶がある。ところがである、昨日、今度は「ネオパン100アクロス」の大判4x5と8x10も2018年5月に出荷終了となるというアナウンスがあったのである。私の常用黒白大判用フィルムであるだけに、これはショックである。最高住準の粒状性、優れた相反則不軌特性など、世界的に人気があるので、将来に渡って製造が続くと思い込んでいた。出荷終了が迫ったらまとめ買いし、冷凍保存するつもりだ。しかし購入資金が嵩むし、第一、冷蔵庫の容量に限界がある。従ってやがて在庫が尽きてしまうことは目に見えている。一番残って欲しいフィルムだけに、デジタルカメラ時代の残酷を痛感する。

PDF  ネオパン100アクロス(Sheet)技術仕様の表示とダウンロード(PDFファイル 635KB)

2017年5月25日

ブラウザ Microsoft Edge を再評価する


ITコンサルタント会社「ウェブレッジ」の調査によると、Webブラウザシェアランキング(2017年4月)トップ5は次のような結果になったという。
  1. Google Chrome 57 (27.45%)
  2. Internet Explorer 11 (22.82%)
  3. Mozilla Firefox 52 (11.13%)
  4. Google Chrome 56 (5.24%)
  5. Microsoft Edge 14 (5.24%)
Google Octane 2.0 Benchmark
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グーグルの Chrome が俄然強い。海外では人気衰退気味のマイクロソフト Internet Explorer だが、国内では相変わらず使われているようだ。ただ注目すべきは、同社の Edge が5位に食い込んでいることだ。Internet Explorer および Edge は Windows 10 に搭載されているブラウザで、そういった背景が反映していると想像される。Edge は当初、Chrome と比べると拡張機能に乏しく、にわかに使う気がしなかったが、最近になって再評価するようになった。というのは Edge は Internet Explorer の延長ではなく、違うレンダリング エンジンを搭載しているので、中身が全く違うシステムのブラウザーになっていて、スピードが速いと気づいたからである。最近、マイクロソフトは Windows 10 の大型アップデート Creators Update をリリースしたが、Edge 15 は Chrome 57 と Firefox 52 よりも高速だと、ベンチマークの結果を自画自賛している。確かにサクサク動くが、あくまで計測結果に過ぎなく、私が正確に速度差を体感できたかは定かではない。ただ、作成したウェブページやブログ記事を URL 短縮ツールを使わなくとも「共有」ボタンで Facebook や Twitter などのソーシャルメディアにシェアできるなど、十二分に使える軽快なブラウザだと再認識した。

2017年5月17日

ヒナを拾わないで:野鳥の子育て応援

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日本野鳥の会ウェブサイトより:春から夏にかけては、野鳥たちの子育ての季節。巣立ったばかりのヒナたちは、しばらくの間、親鳥と行動しながら飛び方やエサのとり方を身につけていきます。そんなとき、まだ上手に飛べないヒナが、地面に降りていることがあります。つい、手を差しのべたくなりますが、親鳥が近くにいることがあります。手を出さず、その場を離れてそっと見守ってください。それが野鳥たちへの「子そだて応援」につながります。しかし、誤って保護され、親鳥と引き離されてしまうヒナが後を絶ちません。そこで、当会では、20年以上に渡り、「野鳥の子育て応援(ヒナを拾わないで)キャンペーン」を継続し、ポスターの掲示協力など広くよびかけています。ぜひ皆さまのご理解、ご協力をお願いいたします。

PDF  野鳥の子そだて応援キャンペーンポスターの表示とダウンロード(PDFファイル 0.98MB)

2017年5月16日

5月22日は「国際生物多様性の日」です

UNDB-Jのロゴマーク

毎年5月22日は国連が定めた「国際生物多様性の日」です。世界各地で、5月22日を中心に自然にふれあい、生物多様性を守るためのイベントが開催されます。国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)と関係団体では、5月22日を中心に生物多様性を感じ、学び、行動するイベントを全国各地で開催します。

PDF  開催日付順「国際生物多様性の日」イベント一覧の表示とダウンロード(PDFファイル 253KB)

2017年5月13日

受動喫煙防止:子どもたちに健康な未来を

  
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小規模飲食店こそ禁煙を
厚生労働省が飲食店の屋内禁煙とする骨子案を固めたとき、森永卓郎氏が「喫煙者の人権を剥奪」「一言で言えばファシズムそのもの」と批判したという。同省が国会に提出を目指しているのは、あくまで受動喫煙対策強化であって、喫煙者が煙草を吸うなというものではない。屋内喫煙による受動喫煙は、特に子どもにとって弊害が心配される。喫煙者が煙草を吸うのは勝手だが、飲食店内ではやめて欲しいという主旨に過ぎなく、人権剥奪とはとんでもない意見である。喫煙で肺がんに冒されるのは自業自得だが、子どもを巻き添えにするのは犯罪である。ところでこの案は、喫煙する特に自民党議員の反対によって後退、30平方メートル以下の居酒屋やバーではでは喫煙可となった。つまり小さな居酒屋などで禁煙にすると、営業的打撃を受けるというのだ。京都のとある居酒屋に何度か立ち寄ることがあったが、客が吸う煙草の煙に辟易、経営者に「禁煙になりませんか」と訊いたことがある。ところが「そんなことをしたら店が潰れる」という返事で、以来、足が遠のいてしまった。そういえば、かつて喫茶店は喫煙可が普通だったが、今では全面禁煙の店が多い。居酒屋やバーは、なぜ喫煙に拘るのか不思議である。酒場で喫煙する呑んべいどもは、煙草を肴に酒を呑んでいるのである。さらに自民党が厚生労働省案を骨抜きする「妥協案」を5月8日にまとめた。それによると小規模飲食店は「喫煙」や「分煙」の表示があれば喫煙を認めるという案である。小規模飲食店こそ分煙もままならないだろうし、子どもも客である。なお厚生労働省の健康増進法改正を巡っては「煙草フリーサミット東京2017」が5月27日に東京で開催され、子どもたちに健康な未来を残すための議論が行われる。上掲のフライヤーをクリックすると拡大表示されるので、その詳細を読むことができる。

PDF  煙草フリーサミット東京2017のフライヤー表示とダウンロード(PDFファイル 15.5MB)

2017年5月12日

分解した HDD に機械美を抱く

EVE Z2M 3.5inch HDD

ぶこ工房32in1精密ドライバーセット
外付け HDD がクラッシュしてしまった。幸いなことに同じデータを2台の HDD でバックアップしていたので、データの全喪失は免れた。さてお釈迦になった HDD だが、フォーマットができない状態である。データが残ってる可能性があるので、このまま捨てるわけにはゆかない。思いつくのは千枚通しでぶち抜くことだが、カバーが頑丈そう。ハンマーで叩き壊すことも考えたが、ふと分解してみることを思いついた。子どものころ、好奇心で目覚まし時計を分解したものの、元に戻せず、親に叱られたことがある。しかし壊れた HDD 分解するわけだから気楽である。カバーのブラスネジを外したまでは良かったが、その先が進まない。というのは星型のネジでプラスドライバーでは箱が開かないのである。そこでネット検索、通販サイトで特殊ネジ用精密ドライバー セットを購入した。壊れ物の分解のためとは勿体ないと思ったが、別の用途にも使えそうだし、850円、さほど痛い出費ではない。なんとか箱の蓋を開けると、ご覧のような3.5インチの磁気ディスクドライブが現れた。当初、ディスクを破壊するするつもりだったが、眺めてるうちに壊すには惜しいという気持ちになった。なんと表現したらいいのだろう、普段は目にしない心臓部に、機械美を抱いたのである。適当な大きさのアクリルケースに入れて飾ろうかと思っている。

2017年5月2日

2017年第42回JPS展開催のお知らせ

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公益社団法人日本写真家協会(略称JPS)は全国に1,600名余りの会員を擁する職業写真家の団体です。協会の文化活動としての展覧会活動は、協会発足当時から始まっています。本協会創立の翌年1951年には「日本写真家協会 第1回展」を開催、1962年の第10回展まで行われました。同展は1976年に「JPS展」と名称を新たにし、1977年からは一般公募を開始、91年からは写真学生を対象とした「ヤングアイ」にまで規模を拡大し、東京、広島、名古屋、京都などで開催しています。一般公募では、文部科学大臣賞・東京都知事賞・金・銀・銅賞の他、奨励賞、優秀賞が与えられ、プロの写真家への登竜門となっています。

東京展
会 場: 東京都美術館 B1F
日 時: 2017年5月20日(土)~6月4日(日)10:00~18:00(木・金曜20:00まで)月曜休館
名古屋展
会 場: 愛知県美術館 H・I室
日 時: 2017年7月11日(火)~7月17日(月)10:00~18:00(金曜20:00最終日17:00まで)月曜休館
京都展
会 場: 京都文化博物館 5F
日 時: 2017年9月26日(火)~9月30日(土)10:00~18:00(最終日16:00まで)

入場料: 各展共通 一般700円(団体割引560円)/学生400円(団体割引320円)/高校生以下無料
             65歳以上400円(東京展)/65歳以上無料(名古屋・京都展)※団体は20名以上

主 催:公益社団法人日本写真家協会http://www.jps.gr.jp/

JPS  フライヤーの表示とダウンロード(PDFファイル 6.44MB)

2017年5月1日

マイクロソフト Windows 10 Creators Update 手動更新を控える


マイクロソフト Windows 10 を導入して1年以上の月日が流れた。さほど期待はしていなかったが、内蔵された新しいブラウザ Edge と、ウィルス対策ソフト Defender に惹かれるものがあった。常用ブラウザはグーグルの Chrome だが Edge は動きが軽快で Internet Explorer を凌駕している。ただ最近でこそ拡張機能が提供されるようになったが、Chrome と比べると貧弱である。Security Essentials を進化させた Defender はマルウェアやウイルスなどのセキュリティ脅威をスキャンしてパソコンを保護してくれる。システムの能力を削ぐ市販のウィルスソフトより優れているのではないだろうか。すでに大型アップデート Creators Update の配布が4月11日から始まっているが、マイクロソフトは Edge の新機能をアナウンスした。それいよると Edge の消費電力が低下、Chrome と比べて30%以上省エネだという。クラウドコンピューティングの時代、ブラウザの性能はやはり気になる。省電力は携帯型のノートパソコンに向いている。導入しようと思っていたが「手動更新を控えるようMSが要望」という記事が、先月28日付け日経BP電子版に掲載された。手動更新はあくまで上級者のみが利用し、それ以外のユーザーは通常の Windows Update で自動配信されるまで待つように勧めているそうだ。上級者とは言い難いので、手動更新は控えることにした。

2017年4月30日

今日は世界ピンホール写真デーです

WPPD 2017 flier by ©John Neel

毎年4月の最終日曜日にピンホール写真を制作した方は、世界中のどこからでも、その作品のスキャンを、公式ウェブサイトにアップロードすることが出来ます。あなたの作品は、世界ピンホール写真デーを讃えるオンラインギャラリーに展示されます。今年の世界ピンホール写真デーは今日、4月30日(日)です。

Pinhole Day公式ウェブサイト: http://www.pinholeday.org/

2017年4月29日

アフィリエイト広告掲載の躊躇い

フッタに設置したビッグバナー広告とリンクボタン

このブログのサイドバーに、グーグルの  AdSense と アマゾンのアフィリエイトを掲載していたが、いずれもサイズが 180x150ピクセルと小さいので、728x90ピクセルのバナー広告に変更して本文底辺のフッタに移動した。さらに再開した写真ブログ「京都フォト通信」に970x90ピクセルの横長バナーを置いた。AdSense の広告ユニットで一番大きいのが、970x250ピクセルのビルボードで、これは2番目の大きさになる。ブログの横幅が1030ピクセルあるので掲載が可能になった。アフィリエイトは成果報酬型広告と呼ばれ、単に掲載しただけでは広告費は発生せず、クリックしたユーザーが商品購入するなどのアクションを起こさない限り、報酬は望めない。私は複数のブログに AdSense を導入しているが、例えば今月の収益見積もりは僅か32円である。仮に月平均40円だとしても、年間480円にしかならない。これじゃネットビジネスというには余りにも少額である。フッタにはスクロールダウンして移動する必要ということもあるが、来訪者の絶対数が少ないというが最大の理由である。グーグルのブログサービス Blogger の特長は広告を掲載しなくても良いという点である。そのほうがすっきりするので広告を外そうかと躊躇う。ただ検索履歴に関連した広告が自動的に配信されるというアルゴリズムが興味深いし、しばらく置いておこうと思っている。