2017年10月9日

赤と黒

SEKONIC FLASHMATE  L-308S

SEKONIC STUDIO DELUXE L-398M
フランスの作家スタンダールの長編小説『赤と黒』ではなく、露出計の話である。単体露出計の需要については不案内だが、なんとなく絶滅危惧種じゃないかと思い始め、同じ製品を一台買い足した。セコニックの L-308S で、右の黒がそれである。左の赤は1921年に同社の創業60周年を記念して売り出されたもので、赤、青、緑、それぞれ60台ずつ国内出荷された。数が少なかったのであっという間に売り切れ、購入し損ねてしまった。ところが米国のB&Hに在庫があったので、逆輸入して何とか入手できた代物である。ところで調べ直したところ、同社は私の心配をよそに、現在でもかなりの数のラインアップを備えている。最上位機 L-858D はそれなりに測光精度が高いと想像されるのだが、筐体が大きく嵩張るし、希望小売価格が \75,000(税別)とかなり高価である。その点 L-308S は \35,000(実勢価格 \22,000)と手ごろな値段だし、単三電池1本で動くのが良い。アルカリ電池でもかなり長期に渡って使えることを体験済みだし、何処でも入手できる点は捨て難い。なお L-308S の機能に動画対応機能を追加した後継機に L-308DC があるが、必要ない機能なのでパスした。手元にあるミノルタのオートメーターIIIはまだ動くので、売却する予定。超ロングセラー L-398M は余りにも美しいので、手放すのはやめておこうと思っている。

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